自然体のピアニスト内藤優花音のブログ

ピアノと作曲してます。日記的なものとかピアノ動画とか、いろいろ載せてる雑記ブログです。

オリジナル1stCD発売に向けて~オリジナル曲「雪」の仕上げ~

オリジナル1stCD発売に向けて、オリジナル曲「雪」のブラッシュアップに取りかかりました。

 

この曲は作品37になります。

2016年11月に大雪が降った時、ふと心に、頭のなかに、閃いた曲です。

閃いてすぐに即興で弾いたのがコチラ↓


オリジナル曲 作品37「雪」 (ブラッシュアップ中)

 

私の場合、突然メロディが頭の中に閃くのね。

自宅にいるときは、なるべくピアノに向かって閃いたイメージに沿って即興で弾き、録音します。

 

そのまましばらくの間寝かせます。

寝かせるのには、特に意味はない笑笑。

そのあと、気が向いた時に仕上げに取り掛かる感じです。

 

この曲は寝かせたまま1年過ぎてしまったわけです。。。

先日、この音源を発掘して、「お??いいんじゃね?」と感じました。

はらり、はらりと降ってくる雪の雰囲気が出ていると思いました。

 

そして、四月に発売予定のCDに、この曲も収録したいと思ったのです。

そんなわけで、いい加減仕上げに取り掛かることにしました。

  

今日はね、即興で録音した音源を元に、楽譜に入力しました。

これを基本形とします。

 

楽譜に入力するイメージはこんな感じね↓

一応モザイクかけてます。

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基本形に前奏・エンディング・間奏・展開部・変奏などを施して、完成させていきます。

シンプルに、最初の基本形のまま完成とする可能性もあります。

さてさて、どんな風に仕上げていこうか…。

 

とりあえず、今日は寝ます(*^_^*) 

寝るとアイデアが広がるからね。

寝てるときに、さらに素敵なメロディが降りてくることもあるの。

それではお休みなさい!

ピアノ仲間の訃報を受けて

昨夜、ピアノ仲間の訃報を受けました。

ピアノ仲間と呼ぶには少し年齢的に目上の方なので、恐縮なのだけど…。

 

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その方(ここではAさんと書きます)とは知り合って10数年になります。

Aさんは義理の姉の親友で、ピアノをかなり弾かれる方とのことでした。

当時、ピアノの本格的に復帰しようとしていた私は、ピアノの先生を探していました。

そこでAさんに、現役のピアニストの方を紹介していただいたのです。

それ以来、一昨年まで同じ先生の弟子同士として、交流させていただきました。

たまに食事に付き合っていただいたり、親切にしていただきました。

 

Aさんと最後にやり取りしたのは、一昨年12月末だったと記憶しています。

たしかメールをいただいたような気がします。

内容は、食事のお誘いでした。

たしかこんな内容でした(文面は意訳しています)。

 

優花音さんが12月の発表会に出ると思って楽しみにしていたのに、当日いらっしゃらなかったから残念でした。

もしかしたら、体調が悪いのかと思い、メールをしました。

よかったら、近々食事に行きませんか?

 

そうなんです。

10数年お世話になったピアニストの先生の元で、毎年12月は発表会に参加させていただいていました。

Aさんも基本的には参加なさっていました。

 

しかし、一昨年の発表会については、私自身の演奏のスケジュールが詰まってしまったので、あえなく不参加とさせていただいたのです。

(ピアニストの先生には、発表会3週間前までには不参加のお知らせをさせていただいきましたが、プログラムには私の名前が載ったままだったようです。)

 

ただ、Aさんがメールで心配してくださったような

「私の体調が悪い」

ということは全くありませんでした。

 

そこで、私は以下のような内容でお返事をしました(文章は意訳してます)。

 

お誘いありがとうございます。

おかげさまで、元気ですよ。

昨年末は演奏のご依頼が続いたので、やむを得ず発表会は不参加にさせていただきました。

また、お会いするのを楽しみにしています!

 

まさかこれが最後のやり取りになるとは思いもしませんでした。

またコンディションが整ったらお食事にお誘いしよう!と思っていたのです。

 

「この時、食事の約束をしていればよかったかも。。。」

・・・昨夜、そんな思いにも駆られました。

 

今年は年賀状をAさんからいただかなかったので、

「どうしたのかな?」

と思っていました。

 

ご本人の意向で、友人にも話さず、ご自宅で闘病なさっていたとのこと。。。

 

ちょうど、一昨日あたり、Aさんのことを思い出していました。

Aさんと知り合って間もなく、発表会で連弾をさせていただいたときのこと。

ブラームスのハンガリアン舞曲より2曲を取り上げました。

 

会社帰りに都心にあるAさん宅にお邪魔し、練習させていただきました。

夕食を御馳走になったこともあります。

 

Aさんのお父様に向けたファミリー演奏会にもゲスト出演させていただいたこともあります!

 

嬉しいことに、私の演奏会に何回も来てくださいました。

 

セレブな雰囲気の方でいらっしゃる一方、とても気さくで、優しい方でした

Aさんと出会え、交流させていただき、それまでの私に縁のなかった世界・考え方を見せていただけたと感じています。

本当にお世話になりました。

ありがとうございました。

 

ご冥福をお祈りします。

 

Aさんへ

内藤優花音

猫の日によせて

今週のお題「ねこ」

 

2月22日は猫の日なんですってね。

実家でも猫を飼っていたので、猫の話題は尽きません♪

あのもふもふ感、たまりません。

疲れているときでも、もふもふを触るだけで、「もうどうなっても良い」って思えます♪

 

そういえば昨夏、友人Nちゃんの飼い猫のみーちくん(※メス)の肖像画を描かせていただきました。

作品としてはシンプルな仕上がりですが、顔の雰囲気がみーちくんそのものに感じたので、エネルギーを崩さないよう早々に筆を止めました。f:id:yukane_naito:20180223094739j:plain

 

ちなみに元にした写真はこちら♪7月に私が撮影したものです。

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みーちくんには私も何度かお会いしてます。

もふもふの毛並みで、目力が強く、物怖じせず、堂々とした佇まいが印象的な

美猫でした。

 

7月にNちゃんのお宅にお邪魔したときが、みーちくんにお会いした最後でした。

そのとき、写真を撮らせていただき、みーちくんの肖像画をなぜか描いたのです。

手が勝手に動いた感じでした。

 

そのあと、みーちくんは猫生を全うし、天国に旅立ちました。

 

僭越ながらこちらの絵を、Nちゃんにプレゼントさせていただきました。

 Nちゃんは泣いて喜んでくれました。

飼い主のNちゃんから見ても、この絵は「まんまみーち(by Nちゃん)」とのこと。

 

 

 

猫の絵といえば、もう一枚描いています。

水彩画教室で描いた亡き父と猫です。

水彩色鉛筆の作品です。

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理屈っぽく偏屈な父でしたが、絵の才能もあり、作曲もする多才な父でした。
動物に優しかったです。

 

この絵の元となった写真は2012年のもので、私が撮影したものです。

実家に立ち寄った時にふと撮影したんですね。

 

そうしましたら、その二週間後に猫が他界、半年後に父が他界しました。

そんなわけで、この構図は私にとってとても印象深いものなんです。

 


私がこの猫に会ったのは、この絵の元とした写真を撮影した時が最後でした。

2012年11月23日のことです。

 

 

その直後、当時会社員だった私は、西葛西から新宿に異動になりました。

 

新宿に着任した2012年12月4日、父からキャットが亡くなったとメールが来たのね。

 

その後、父がみるみる痩せて体調不良になって、病院嫌いな人だったから絶対に行かず、、、。

 

最後は救急搬送して亡くなったあとにガンだったことがわかったのです。

 

最初はペットロス症候群なのかと思ったんだけど、病気でもあったのです。

 


これらの一連の出来事の間に、ピアノのコンクールで入賞し、イタリアで演奏する機会をいただきました。

 

このとき、会社員を卒業し、ピアニストになる決意ができたのです。

 

この絵の構図は、私にとってとても印象深いものではありますが、言葉にならない思いも込み上げてくるのです。

 


この絵を描く心境になったのは、私の中で何かが一区切りできたのだと思うんです。


描いているときや、この絵を父の遺影の隣に飾ったときとか、なんだか涙腺が潤ってくるのを感じました。


多分魂同士が共鳴しているんでしょうね。

 

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私にとって猫は、人生の転機にかならずそばにいる動物なんですよね。

猫、大好きです♪

 

「猫の日」によせて 

内藤優花音