内藤優花音のピアニスト日記

[東京都国分寺]優しく力強いクラシック・オリジナル曲をお届けしています ☆このブログでは ピアノ 作曲 絵 気づき を 書き綴っています

創造と破壊、その繰り返しがアートなのだ

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先日会った友人にこんなことを尋ねられた

 

「定期演奏会の準備は、今何合目くらいまでできてるの?」

 

正直言ってこれは答えにくい

 

 

なぜなら

 

何合目くらいか

何割くらいか

を答えるには

 

到達点が明確で

不変のもので

なければならない

 

しかし

ピアノ演奏などのアートは

 必ずしもそうではない

 

少なくとも

私にとってはそうだ

 

なぜなら

到達点は絶えず変化するものだから

変化するのがアートの面白さだから

 

 

たとえば

演奏会に向けて

どんなテーマにするか 

どんな曲にするか

企画して告知する

 

その内容は原則変えずに

本番を迎える

 

 

 

問題はその後だ

 

演奏を創り上げる段階

つまり

ピアノの練習

MCの準備

の段階

 

この段階に入ってからは

到達点は可変なのである

 

 

たとえば

演奏会で弾く曲を練習していたとする

 

それが

或る日突然

これまでと違った解釈に変わる場合がある

 

いや

間違いなくそうなる

 

そして

新しい解釈に基づいて

弾き方を表現を見つめ直す

 

昨日までの解釈を破壊して

新たに創造していく

 

本番までの間

その繰り返しである

 

その繰り返しがアートなのだと思う

 

 

幸いなことに

これまでのところ 

本番までの期間に

必要な気づきは必ず降りてくる

 

なので

演奏会を創る

と決意した時点で

 

あとは自然に身を任せていれば

準備ができて行く

 

ピアノに自然と向かいたくなるし 

自然に気づきが降りてくる

  

舞台でお伝えしたい話題についても

情報が集まってくる

 

 

 

そう考えたら

 

「演奏会を創る」

 

と決めた時点で

 

10合目まで到達していると

言えるかもしれない

 

 

まあとにかく

 

アーティストにとっては

到達点は決められないし

決めてはならないと思うのだ

 

到達点を決めてしまったら

アートとしての伸びしろが

なくなってしまうような

そんな気がする

それに息苦しく感じる

 

やっぱり

自由にやりたいように表現する

それが

アーティストにとって

一番のよろこびだと思うのだ