おはようございます!
ピアニスト・作曲家の内藤優花音です。
ここ数年で改めて気づいたことがあるんだ。
何に気づいたかというとね・・・
「ワタシはワタシ以外になれない!」
っていう事実ね。
そんなの当たり前じゃないか!!って思われるかもしれないけど、結構深いんだな笑笑。
「ワタシがワタシ以外になれない」って気づくまでのこと、気づいてからのことを書いてみますね。
私の内観的な記事なので、ご興味のある方だけどうぞ~♪
目次
そもそも「ワタシ」って何なんだろう?
「ワタシ」は何を望んでいるの?
「ワタシ」は何をしていれば楽しいの?
「ワタシ」が悔いなく死ぬには何を成し遂げればいいの?
20代半ば、ふとこんなことを考えた。
当時の私は会社員で、システムエンジニアをしていた。
連日残業で、家に帰ったら寝るだけの日々。
土日はここぞとばかりに友人と約束し、遊びに出かけていた。
毎日が慌ただしく、会社員としてそれなりに充実していたつもり。
でも、なんとなく不安になった。
流されるように過ごす日が続いて、良いのだろうか??
漠然とした不安を覚えた。
本当は2歳から学生時代まで集中して取り組んでいたピアノに向かいたかった。
でも、夜遅く帰ってくるライフスタイルで音量の大きいピアノを弾くのは無理だ。
でもでも、クラシック音楽は私の原点だ!
そうだ、市民オーケストラに入ろう!
私の音楽を理解してくれる仲間に出会えるかもしれない!
突然思いたち、ピアノと並行して習っていたヴァイオリンを担いで、地元の市民オーケストラに見学に行った。
1stヴァイオリンを希望し、入団が認められた。
そこで、今の夫に出会った。
夫も含めたオーケストラ内のメンバーと組んでピアノ三重奏を始めた。
私のピアノ復帰の第一歩だった。
自分探しの始まり
オーケストラに入ってから、自分探しの旅が始まった。
ピアノ三重奏の活動を皮切りに、ピアノ・ソロにも復帰した。
知り合いの応援もあり、2003年からピアノ演奏会を開催し始めた。
視野を広げるため、カウンセラーや不動産系の資格も取った。
音楽療法の論文も2本執筆した。
ボランティアで、高齢の方・障がいをお持ちの方を対象にした音楽レクリエーションを1人で担当した。
会社員をやりながら、これらの活動をやり続けるのは、並大抵のことではなかった。
魂は音楽をもっと奏でたいと望んでいた。
いつかフリーランスという立場になりたい!
いつか「私の職業はピアニストだ」と胸を張って言いたい!
…そんな思いを持っていた。
しかし、親や社会的に求められている(と私が思い込んでいた)こと、すなわち会社員であることを辞める選択は長いことなかった。
そんなわけで、会社員は16年間続けた。
2013年、ようやく会社員を卒業する決意ができた。
退職を決意したときのことは、コチラの記事をご覧ください↓
blog.yukane-naito.com
退職してからの試行錯誤と気づいたこと
2013年に退職してから、すぐに開業を決意できたわけではない。
カウンセラーの資格を活かせる職場はないだろうか?などと試行錯誤を重ねた。
2014年、ようやく開業届けを出す決意ができた。
当時はピアノ演奏とレッスンを主たる業務とした。
それからも、いろいろな思い込みに縛られていた。
集客しなくちゃ!
恥ずかしながら、そう思っていた。
そんなわけで、ビジネス本を読んだりなどして勉強した。
コンサル的な人に短期間だが相談したこともある。
また、やみくもでも人脈を広げなければ、、、そう思い込んでいた。
まずは、異業種交流会に顔を出してみた。
結果的に、「セレブ気取り」の人々と出会ってしまった。
イマイチ「ワタシ」にはフィットしなかった。
「ワタシ」は、自然体の人が好きなのだということに気づいた。
(私が「セレブ気取り」と書いている方々にとっては「セレブ」が自然体なのかもしれない。私の主観が入っているので、そこはスルーしていただきたい。)
ビジネスセミナーにも行ってみたが、「お金を稼ぐ」ということに意識を向けすぎていてフィットしなかった。
「ワタシ」は、お金を稼ぐことが第一目的ではないのだということに気づいた。
そして、「ワタシはワタシ以外になれない」ということにようやく気づいた。
(さっさと気づいとけよ・・・って感じだけど笑)
ワタシはなぜ回り道をしたのか?
「ワタシはワタシ以外になれない」
そのことに気づくのに、なぜ時間がかかってしまったのか?
なぜ回り道をしたのか?
それには理由がある。
一つは、やりたいことが明確にわかっていなかったから。
もう一つは、失敗が怖かったから。
だから、いろいろな人に会いながら、「これは違う」「これでもない」と試行錯誤をする時間が必要だったのだ。
そして、あわよくば助けてくれる人に出会いたい。。。そんな風に思っていたのだ。
そんなものは幻想に過ぎないと気づいた。
結局、自分でやるしかないのである。
私が本当にやりたいこと
長い道のりだったが、私は本当にやりたいことがわかった。
私の音楽を沢山の人に届けること
ピアノ演奏会を開き続けること
オリジナル曲を発表すること
これらをライフワークとして、生涯通じてやり続けることが私の望みなのだ。
2003年から始めているピアノ演奏会も先日16回目を迎えた。
演奏会は私1人では成り立たない。
応援してくださる方々に恵まれ、とてもありがたい。
「ワタシはワタシ以外になれない」と気づいてから
「ワタシはワタシ以外になれない」と気づいてから、自然体で気楽に音楽活動を続けている。
人生で一番気楽な時期ではないだろうか。
しかし、これまでで最も充実した日々を送っている。
仕事の内容はピアノ演奏と作曲にしぼっている。
「やりたい」と思う仕事を企画し、「やりたい」と思う仕事をお受けしている。
そんなライフスタイルが私に合っているのだと思う。
まとめ
振り返ると、フリーランスになったからには、売上をアップさせなければ!
などと思い、自分で自分の首を締めていました。
元会社の人々の飲み会にたまに呼んでいただくことがあります。
そんなとき、「どれくらい儲かっているんだろう?」といった目で見られるような気がしたのも、原因の一つでしたね。
それとなく聞かれたこともあります。
今思えば、随分失礼な話だと思います。
それに、売上についてなんて、他人に教える義務はない笑。
他人のことは気にしない
ひたすら自分のやるべきことに集中する
それが現在の私の基本スタンスとなっています。
長くなりましたがお読み下さりありがとうございました。
↓オリジナル曲チラ見せです♪ぜひぜひお聴きください♪
オリジナル曲チラ見せ!「銀河にかける橋」内藤優花音
↓月食前の満月