オーケストラに入って間も無く
主人も含めた仲間と
ピアノ三重奏をやることになった
ヴァイオリンが今の主人
チェロはオーケストラの仲間
ピアノはわたし
わたしのピアノ復帰の
きっかけになった
初めてピアノ三重奏で弾いた
記念すべき一曲目は
メンデルスゾーンの
ピアノ三重奏曲第1番第1楽章
たいへん華やかで
耳に残るメロディが印象的な曲
一度聴いたら忘れられない
ピアノ三重奏曲の名曲である
この曲は
三重奏を始める少し前に
生演奏を聴いたことがある
弦楽器は確かロシアの方で
ピアノは日本の方だった
なんて素晴らしい曲かと
言葉を失うくらい感動したのを覚えている
そんなわけで
その曲を弾ける喜びに打ち震えたわたしは
ピアノ三重奏にのめり込んでいった
一方
ピアノのソロにも力を入れ始めた
2003年には勢いで
1回目のピアノソロ演奏会を開催した
演奏会の1番最初のきっかけについて
少し書いておきたいと思う
当時のわたしは
ものすごい肩こりだった
そんなわけで
週に一回から二回
整体
および
マッサージサロン
に通っていたのだ
マッサージサロンは
2001年くらいから通っていたように
記憶している
ラベンダーのアロマオイルを使ってくれ
とても深いリラクゼーションが得られた
セラピストのMさん(故人)は
わたしより22歳くらい年上の方だった
マッサージをしてもらったあとは
1時間〜2時間くらい
おしゃべりの時間を取ってくれた
…余談ですが
深いリラクゼーションの後に
セラピストとおしゃべりするのは
とても危険なことだと思います
なぜなら
そんなときに気分の良いことを
言ってもらうと
マインドコントロールのような
状態になってしまうから‼︎
そんなわけで
セラピストと親しくおしゃべりするのは
わたしはオススメしません
個人的な意見なのでご参考に…
話を元に戻すとして…
2003年のある日
そのセラピストのMさんの
誕生日が近いということがわかった
そこで
わたしのピアノ演奏を
Mさんにプレゼントすることにした‼︎
わたしは
お客さんはMさんだけで良い
と思っていたが
Mさんは善意から
ご自分のお友達にも
声をかけてくださり
5名でわたしの演奏を聴いてくださった
それからMさんはこう仰った
「演奏会を続けなさいよ。」
続けて
「数字の意味って強いから
三回、五回、十回ってなっていったら
みんなスゴイって思うわよ」
という意味のことを仰ったような気がする
Mさんは背中を押してくださったのだ
それからというもの
毎年一回は
演奏会を開催するようになった
次回は15回目を迎える
…またまた余談ですが
少し考えるところもあり
Mさんとは後に
距離を開けていくこととなりました
数年前に鬼籍に入られました
兎にも角にもMさんは
わたしの人生における
大切な決断をサポートしてくださった方
本当にとても感謝しています
いま振り返ると
自分でも興味深いです
人生を変えるきっかけって
どこに転がっているか
わからないものですね…
それからというもの
芸術は爆発だー
となって笑笑
2003年より
現役のピアニストにご指導をお願いした
フランス帰りのピアニストの方で
惜しみなく繊細に指導していただいた