ピアノ演奏を創り上げるまでの
大まかな流れを
フィジカル面を中心に書きたいと思います
わたし自身の
頭の中を整理する目的もあります
まず
弾く曲を決めてから
サーっと楽譜を眺めます
そして
実際に弾きながら
曲の流れ
フレーズのはじまりから終わりまで
そのような要素を元に
どのように歌い上げていくか
アプローチしていきます
その間
右手だけ
とか
左手だけ
とか
両手で
とか
そういった練習も入れていきます
指の感覚を鋭敏にし
感覚的な話ですが
指と脳の結びつきを強くし
指や腕の筋肉を
その曲に適したように
目覚めさせていきます
そして
忘れてはいけないのが
体幹の姿勢と動きです
たとえば
フレーズとフレーズの間が
時間的に空いているときもあります
一方で
空いていないときもあります
そういったことを元に
その場面場面で
体幹の姿勢や動き
どのポジションが適切か
探っていきます
わたし個人の話ですが
最近は骨盤から腹部にかけて
ゆったりと重心をかけている方が
思い通りに弾きやすいです
曲によっては
深く音を響かせたいときは
少し前のめりになり
背中から指先にかけて
重みをしっかりかける場合もあり
そうすると
次のフレーズに入るときまでに
体幹の角度や姿勢を立てるまで
時間がかかりすぎてはなりません
なので
前のめりになっても
骨盤から腹部は伸びやかにしていた方が
良いかなと感じています
そうすると
腕の動きも自由にできますし
視界も広いですので
速い曲や
鍵盤が著しく跳躍していても
即座に対応しやすいのです
このようなアプローチを
繰り返していくうちに
曲がより心身に染み込みます
そのうち
心身から
魂から
曲が沸き起こってきます
そうなったら
しめたものなのです