【いわさきちひろ美術館を訪ねて】
長野県安曇野はいわさきちひろ美術館を訪れた
いわさきちひろさんの絵と言うと
どうしても戦争の記憶と結びつく
小学校の時の図書館にあった絵本で
確か戦争を題材にしたものがあり
岩崎ちひろさんが挿絵を担当していたものの印象が強烈だったからだと思う
私の印象だと
岩崎さんの作品の子どもたちは
どこかこの世のものでは無い子供たちも含めて表現しているように思う
その作品の根底には
静かな怒り悲しみ絶望感があると
私は感じていた
そんなわけで
これまで
いわさきちひろさんの作品には
向き合うことを避けてきた
向き合うと私が苦しくなって
耐えられないからだ
今回の美術館の訪問で
原画とともに岩崎さんの経験など
読ませていただき
作品の根底に流れる悲しみに対し
とても腑に落ちるものを感じた
美術館のショップでは
高見澤淳子さんとおっしゃるピアニスト・作曲家の即興曲集のCDを買った
美術館の展示の中のBGMが収録されているとのこと
ニュートラルで心地よい響きだったので
家でも聴いてみたいと思った
高見澤淳子さんのHPを拝見したが
「自分たちの手の届く範囲で活動している」
との記述があり共感した
僭越ながら私も同じ
手の届く範囲で無理せず気楽に
というのが今の私が行き着いたモットーなのだ